究極のワーケーション

○ライフスタイル, 旅の暮らし

アメリカのウィルダネスでワーケーション

海外の山中でワーケーション
アメリカヨセミテ国立公園でのワーケーション
実験的とすら言える様々なライフスタイルを実践してきた僕たちは、ワーケーションという言葉がまだ無かった時代から、今で言う「ワーケーション」的仕事の仕方を日常的に行って来ました。
中でも、アメリカの山中で経験したこのワーケーションは、今考えると非常識にもほどがありました!

ロングトレールに行こう!で仕事はどうする?

最近ちょっと注文が少ないな!

僕たちはネットを通じて全国各地の個人のお客様から注文をもらい、キャンピングカーでお客様のところに出かけて工事を行う仕事をしている。
リピートのない単発の仕事なので、仕事があるかどうかは注文が来るかどうかにかかっている。
ジョンミューアトレイルで究極のワーケーション2018年、春のキャラバンの時である、連休前の4月中旬頃にインターネットからの注文がぱったり途絶えた。
注文が無いという事は、これから先の収入が無いという事だ。
さてどうした物かと二人で相談を始めた。

ヨシ!長期海外登山に行こう

注文がなければ何らかの営業活動をして新たな注文を確保する。
これが通常の対応だと思う。
けれど僕らの選んだ選択は、「せっかく時間が取れるんだったら、以前から行きたかった海外ロングトレールに行こう!」だった。

アメリカ カリフォルニア州を南北に歩く「ジョンミューアトレイル」は、全行程340kmで前後の移動や現地での準備を合わせても一ヶ月もあれば走破できる。

ちょっと仕事が空いたときに行くにはちょうど良いロングトレイルだ。

でもその期間中の仕事はどうするの?

とは言え、一ヶ月間日本にいないとなると仕事はどうするかだ。
僕たちの仕事のうち工事の実施部分は日本にいなければ無理だが、それ以外にも」注文が来たときの対応や段取りは海外でも十分可能である。
実際、以前アメリカで1ヶ月ちょっとのクライミングツアーした時は何とか対応出来た。
今で言うなら、まさにワーケーション。それも海外の山中での究極のワーケーションプランだったと言える

究極のワーケーションは楽しいけれども大変でした!

日本とのやりとりは多分何とかなるだろう

一番大事なのは、お客様から問合せが来た時にきちんと対応してする事だ。
ほとんどがメールでの連絡なので通信環境さえ整えておけば何とかなる。

「弊社はただいま海外研修中です」

旅行期間中、僕たちの仕事のウェブサイトには大きくお知らせが表示された。
「弊社はただいま全スタッフが長期海外研修中です。通信環境が良くない場合がありますのでお問い合わせいただいても返信が遅れる場合がございます。ご不便をお掛けいたしますが、ご了承下さい。」
一体どんな会社なんだよ!

今なら、ワーケーションですと説明できるのだろうが、当時はそんな言葉はないし、ワーケーションの概念を理解してくれる人はほとんど皆無だった。

結構快適なデスクワークだ

ワーケーション用IT器機
使用したデジタル器機
ソーラー充電器とモバイルバッテリー、軽量で省電力なパソコンで構築したシステムは、登山期間中充分に機能してくれた。
雄大な景色の中豊かな自然に囲まれながらパソコンを開きメールの返信をしたり見積を作成するのは実に快適な仕事環境だった。

電波が無い!

とは言っても電波が入る事が大前提である。
結果的に、三週間の山中での活動中電波が入ってのは3箇所のみ。
お客様には最大10日程度お待ちいただく事になった。

笑って許して

ソーラーバッテリーで充電しながらトレイルを歩く
歩きながらソーラーバッテリーで充電する。
それでもメールの問合せの場合はまだ良かった。
電話でのお問合せに対しては、電波が入らない上に時差の問題があり、ほとんど無視
ような形になってしまった。
中には留守電に「おまえんところの会社は、いつかけても出ない、一体どうなってるんだ!」のメッセージが残っていた事もあった。

それでも下山後、現地の夜中に直接電話して事情を説明するとほとんどのお客様は笑いながら、そういうことなら良いんだよと言って下さった。本当にありがたい事だと感謝している。

ワーケーションの可能性

僕たちの場合はちょっと極端なワーケーションの例だったが、今後多様なライフスタイルが許容されるようなり、場所や時間そして今までの慣習にとらわれない形の仕事のやり方が増えて行くなら、もっと面白い世の中になると考えている。

[bottom-info]