電気について
電気について
現代生活を営む上で欠かすことのできない電気をどうするか、
移住のための土地探しの最低条件は電気が引けると言うことでした。
北海道電力の場合、住居から一番近くの電柱までの距離が1km以内であれば無料で電線を引いてくれるという話を聞いていたので、今の土地を決めるときはそこのところを確認した上で決めました。
これで電気の件は一件落着と言いたいところですが、現代の開拓生活を目指している私たちにとっては、自分たちの使うエネルギーを単に電力会社から購入するだけでは何か釈然としないものがあります。
必要なものはそれがなんであれ自分たちの手で作りだす。それが開拓生活の本質であり私たちが目指していることです。
そういうわけで、すぐにとはいかなくても、すこしずつ電気の自給を目指したい、と思っています。
太陽光発電、風力発電、水力発電等、化石燃料や原子力に頼らなくても個人レベルで実現可能な発電方法はいろいろあるはずです。
資源の保護と言う意味では、必要機器の製造に必要なエネルギーはほとんど化石燃料を利用しているわけですから、これらの方法が一概に省資源に役立つとは言えません。
太陽光発電の場合はその設備の投資コストを回収するのに約10年必要と言うことですが、機器製造に必要な消費エネルギーを生産エネルギーで補うのにどのくらいの期間がかかるかは興味深い点です。
私たちは資源の枯渇や環境問題を声を大にしてアピールしようと言う気は毛頭ありません。
しかしエネルギー危機が叫ばれ、廃熱や二酸化炭素の問題が明らかになった現在、エネルギーは必要な場所で必要な分を生産する、それもできるだけ再生可能な方法で行う、ということも少しは考えてもいいのではないかと思います。
太古の大気は現在の生物が生活できないほど二酸化炭素濃度が高かったと言います。 その二酸化酸素を体内に取り込んで炭素を固定させた植物の化石化したものが現在の石炭や石油です。
(石油に関してはいろいろな説があるようです。)
資源の保護うんぬんは別として、せっかく固定された炭素を無節操に燃やして二酸化炭素をどんどん放出するのにはいかがなもんでしょうか?
つい、「風の谷のナウシカ」に出てくる腐海の植物と瘴気の関係を思い出してしまいました
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